第76回学術講演会&交通事故法律セミナー
今日はやっとレセプトも終わった日曜日で家でゆっくりしたいところでしたが、なかなかに忙しい日でした。
午前中はとちぎ福祉プラザにて公益社団法人栃木県柔道整復師会主催による学術講演に出席しました。独協医科大学病院リウマチセンター教授の「玉井 和哉先生」により『関節リウマチの最新情報と治療の実際』と題しまして、ここ数年でめまぐるしく変わっているリウマチ治療をわかりやすくご教授して頂きました。リウマチによる骨破壊が起こった膝関節のTKAの手術をVTRで見せて頂き、大変参考になりました。また、やはりRAは早期の確定診断と早期治療が重要だということも再確認出来ました。整骨院でもRAの方に遭遇するのは珍しい事ではなく、明日からの診療にもすぐ役立てられそうです。
もう1つは当会副会長による「保険取扱いセミナー」と題して複雑化する保険診療や年々厳しくなる柔整業界の現状を細かく分析してお話して頂きました。しかし厳しい中にも希望を見出しており、例えば世間の我々柔道整復師対する認知度は30%程しかないそうです。整骨院(接骨院)という名前は知っていても、どういう時に行けばいいのかよくわからない人が相当数いるそうです。この低い認知度を上げていくことが出来れば、もっと患者さんに支持されるはずです。そのためには私たち自身が、もっと技術や人格を磨いてコンプライアンスを徹底し、積極的に情報を発信することが大切ではないでしょうか?
この2本立てでしたが、とても勉強になりまた、色々と考えさせられました。
13時前に終わり急いでマロニエプラザへ移動して13時からの『交通事故法律セミナー』へ出席しました。交通事故も本当に様々なケースがあります。その都度患者さんは不安な思いを抱えていますので、身体の痛みはもちろんですが交通事故で被る「不安の解消・問題解決の追求」を目指して定期的に勉強会や情報交換をおこなっております。 本日はご自身も20代で大きな事故に遭われ大変苦労した経験を持ち、交通事故トラブルに大変お詳しい司法書士の「矢島 靖裕」先生によるセミナーで、交通事故被害者救済のためのより実践的な話を聞くことが出来ました。私たちも患者さんに寄り添った治療を行うためには、法律やその仕組みを熟知しなければなりません。司法書士と聞くとちょっと敷居が高いように感じるかもしれませんが、矢島先生は非常に穏やかで話しやすく、よく意見を聞いてくれます。図らずも交通事故の被害に遭われ苦しんでいる方がいらっしゃったら、痛みなどの治療は勿論、様々な問題にお役に立てることがあるかもしれません。是非当院にご相談下さい。(餅は餅屋へ!)
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