第二回海外人体解剖学研修~その①
先日、スタッフにわがままを言って2回目の人体解剖研修に行ってきました。前回の研修が大変素晴らしかったので、どうしても行きたいと行っちゃいました。2/7(土)から2/10(火)までの3泊4日の行程です。
今回は膝の解剖ということで前回同様、前日に膝関節についての座学を行い、翌日に解剖実習を行いました。今回の実習はタイ王国における医学部の名門校として知られているマヒドン大学 医学部シリラート病院で行いました。マヒドン大学附属シリラート病院は、1888年創立された、120年以上伝統のある、タイで最初にできた医学校です。王族御用達の病院で昨年来今も国王が入院されている中での実習させて頂ける事関係者の皆様には本当に感謝です。
米田先生の挨拶から始まりました 吉田先生によるレクチャーを受けている所(これだけでもいい勉 強になります)
帯同のドクターは前回もお世話になりました「米田先生」「吉田先生」のお二人で、膝関節の解剖学的特徴や見るべきポイントなど、とても詳しく丁寧にレクチャーして頂きました。
特に吉田先生は股関節と膝関節のスペシャリストでTKA(人工膝関節置換術)やTHA(人工股関節置換術)を数多く執刀されており勉強になりました。そのお話の中で人工関節置換術を成功させる上で大切な事の中に「術後のリハビリ」を挙げておられました。具体的には「施術者の教育」と「疼痛管理」ということでいた。たとえ手術が成功してもリハビリが足りなくては豊かなADLは獲得できません。逆に正しい指導のもとしっかりリハビリが出来れば術後は正座も可能となります。講義を聴いていて痛感するのは経験に裏付けされた技術も大事なことですが、医師と連携できるような知識が、医師や患者さんから信頼されるような勉強がまだまだ足りないということです。もっともっとです。
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