気候変動と一人MGC
12月8日に参加予定していた「佐野マラソン」は台風による甚大な影響で中止となってしまいました。
改めて今回の台風により、被災されたすべての皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。
さくら市も喜連川地区を中心に大きな被害がでており、新聞では台風19号による県内の土木施設や農業などの被害額は少なくとも487億9200万円に上るとなっております。幸い当院周辺ではそこまでの被害はなかったようですが、施術中のお話ではご自宅や職場が被災した話もでておりました。 10月14日に予定していた「さくら市マラソン大会」も中止となりました。毎年仲間と一緒にレースの出場とテーピング等のボランティアを行っており、楽しみに準備をしてきたので残念ではありますが、この状況では致し方ありません。 11月の「矢板たかはらマラソン」は無事開催され、晴天に恵まれて楽しく走ることが出来ました。実は3月の古河はなももマラソンに出場したのですが、練習中に故障してまともに走れなくなってしまいました。しかしあきらめ切れない僕は、家族やスタッフの意見を無視し強行出場して見事21km地点で動けなくなりバスに収容されてしまいました。(格好付かないので内緒にしてました) 全員にあきれられてしまいましたが、とてもいい勉強になりました。・・・が代償も大きく3ヶ月は走ることが出来ず、今回8ヶ月ぶりのレースということもあり、とにかく完走と楽しんで走ることを目標に走りました。結果は痛みも出ず楽しんで完走出来て、おいしいりんごやゴール後のコーンポタージュを堪能できましたが、途中の山では所々崩れて田んぼに土砂が流出している光景も目に付きました。
台風の大型化は気候変動の影響と言われています。スウェーデンの高校生で環境活動家でもあるグレタ・トゥーンベリさんは国連気候行動サミットで世界に向けて涙ながらに訴えました。
あなたたちは、私たちを失望させている。しかし、若い世代はあなたたちの裏切りに気づき始めています。未来の世代の目は、あなたたちに向けられている。
もしあなたたちが裏切ることを選ぶのであれば、私たちは決して許しません。
私たちはこのまま、あなたたちを見逃すわけにはいかない。
目の前の被災者を救うことは当たり前のことですが、その原因となる根本を改善すること、次世代の「未来の被災者」を救うことが待ったなしで私たちに求められているのではないのでしょうか?
気候行動サミットに出席するために、トゥーンベリさんは二酸化炭素排出量の多い飛行機に変えて、ヨットで大西洋を横断してきました。その行動力と勇気に感動しました。私も微力ながら自分が出来ることを考え、やらなければ(行動しなければ)いけないと考えさせられました。
東京オリンピックのマラソンと競歩も開催地の変更で大分ゴタゴタしていましたが、東京オリンピック男子マラソンの日本代表を選考するMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)は一人で盛り上がって応援していました。MGCはオリンピックに向けた強化とリンクした新たな選考方法で、指定された各大会毎の順位とタイムをクリアすると「MGC」への出場権を得られます。 男子31人、女子12人の少数精鋭のガチンコ勝負でこのレースで1位と2位の選手がオリンピック代表となるなど、今までの選考方法と比べてとてもわかりやすくなっています。
ちょうどその日に東京で勉強会があったのですが、時間帯が被ってしまい生でレースを観戦することはできませんでしたが、同じ都内にいると思うだけでテンションが上がりました。(ビデオは録画しました!見ごたえのあるレースでした。中村選手、服部選手、前田選手、鈴木選手おめでとうございます。)
勉強会が1時過ぎに終わったので、そのアゲアゲのテンションのままMGCのコースでもある皇居を走ってくることにしました。いつも利用しているランステに荷物を置いて、もう気分は代表選考選手になったつもりでテンションが上がってしまい、ややハイペースで走ってしまいました。コースにはミストシャワーもありましたが、9月の暑い日だったため2週目を終わったころにはすっかりバテバテになってしまいました。この中を選手は2時間で走りきるのですからやっぱりすごいです!僕はそんなわけにもいかず熱中症になりそうだったので、休憩がてら久しぶりに皇居内を散策しましたが、以前よりも外国の観光客が多くてびっくりしました。
大手門から江戸城天守閣跡や番所、展望台などを散策しているうちに体力が回復してきたので3週目にチャレンジして一人MGCを満喫してきました!
URL : http://www.kato-seikotsuin.co.jp/news/post3113.html