学術講演会は面白い
最近はシフトの関係もあって25年ぶり位に週6日間現場に出て仕事をしています。お休みは日曜日と祝日だけなのですが、10月は休みの日にマラソン大会のブースに学術講演会、東京でセミナーや同級生との温泉旅行と全て予定で埋まってしまい、父親業と経営業が思うように出来ませんでした。
来年3月の古河はなももマラソンに向けて何とか走る時間と気力は確保したいと思っていますが、思うように疲れも抜けきれない体に、「昔は週6日勤務なんて当たり前だったのになぁ」とわが身の老いをひしひしと実感しています。免疫力も低下していると思うので、栄養、運動、休養をしっかりとって早めにインフルエンザの予防接種にも行こうと思っています。
10月14日に公益社団法人栃木県柔道整復師会主催で帝京大学宇都宮キャンパスにおいて第83回学術講演と第30回支部代表者論文発表会を行いました。 学術講演には当院も大変お世話になっています新上三川病院院長の「大上仁志先生」をお招きして 『腰部の疾患の手術適応と保存療法』と題してお話いただきました。腰痛を、神経症状のない腰痛、神経症状のある腰痛、見逃したくない重篤な腰痛と大きく3つに分けて、ヘルニア・狭窄症・圧迫骨折などの実際の症例を交えながらわかりやすく説明していただきました。先生の日常行っている様々な症例に対する説明や対処法などは先生の考えが良くわかりました。技術はもちろんですが、腰痛で困っている方にどう向き合っているのかを垣間見ることが出来て大変勉強になりました。これは実際足を運んで傾聴して肌で感じてみないとなかなか伝わらないものだと思います。だから会場に足を運ぶことに意味があるのだと思います。展示会にも面白い機械があり参考になりました。一般の方も参加できますので次回はしっかり告知いたします!
その後は支部代表者による論文発表会を行い、各先生方が忙しい合間を縫ってまとめ上げた成果を発表していただきました。傷病の際の体温上昇に着目したものやテーピングを使った嚥下動作の考察、スポーツ障害の評価と施術を局所ではなくシステマチックに行っているものなど、もっと詳しく聞いてみたいものばかりで、その向上心や探究心はとても刺激になりました。柔整師だから出来ること、柔整師にしか出来ないことをもっと極めて行きたいと思える1日でした。
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