スポーツシンポジウム
数年に1度の最強寒波に見舞われて、体調や雪かきや交通渋滞で大変な思いをされている方も多いと思います。当院にも雪かきで肩や腰を痛めた方が多く来院されています。今日も気温が上がらずに寒い1日となるようです。路面凍結による転倒にも注意してお過ごしください。もし痛めたりケガをしてしまったら、まずは冷やして安静を保ってください。そして速やかにかかりつけの整(接)骨院に行きましょう。決して自己診断でお風呂に入ったりして患部を温めないでくださいね。(実際温めてしまう人が結構いらっしゃいます)悪化しちゃいますよ!
1/20は東京ビックサイトそばのコンファレンスセンターでアスタリール㈱主催のスポーツシンポジウムに参加してきました。トレーニング理論の第一人者としてご活躍中の田中誠一先生、運動栄養学、予防医学専門に国際的に活躍している青井渉先生、プロトレイルランナーで世界最高峰のウルトラトレイルレースUTMB3位入賞をはじめ世界で活躍する鏑木毅選手、スペシャルゲストとして全日本柔道男子監督で金メダリストの井上康生監督という、そうそうたる顔ぶれの講師陣が集まりました。
指導者が理解すべきものとしてトレーニングをする際に体の中で何が起こっているのか、トレーニング効果を最大限上げるためには何をすべきなのか、パフォーマンスを上げるための食事(フードサイエンス)でいかに代謝と疲労をコントロールするのか、大変興味深い内容でした。
中でも2人のアスリートのお話はとても面白く、プロトレイルランナーの鏑木さんは、来年50歳にして再びUTMBでの優勝を目指して取り組んでいることを惜しげもなく語っていただき、同じ世代のランナーとしてとても勇気づけられましたし、日々の取り組みでトップランナーとして戦う体「私の柔道哲学」と題した井上康生さんの公演は、治療家としても経営者としても指導者としても心に響く内容で、日本代表監督としてどのように考え、行動したのか、技術的にも論理だててお話しいただけて大変参考になりました。
どんな柔道家になりたいか。自分にとって柔道とはなにか。日本代表として何をしなければならないか。そのためにはどうするのか。というように自分や柔道と向き合うことから始めて、いかに人間力を高めていきながら、様々なデータを徹底的に分析し勝てる柔道を実現していくか。まさに結果を残しながら人を育てていかなければならない私たちにとっても相通ずるものでした。
是非日々の診療やトレーニングに活かしていきたいと思います。
やはりバランスのいい体を作るには運動・食事・休養・プラン・物を的確に処方することが重要です。患者様や選手にも、どんな体になりたいのか?どんな選手になりたいのか?どんな目標を持っているのか?そのためには何をすればいいのか?痛みを取り除いた先に、手に入れたいものをしっかりイメージしてもらうことで施術の意味もその効果も大きく変わってくることでしょう。
当院にはそのための人材も設備も整っております。
URL : http://www.kato-seikotsuin.co.jp/news/post2579.html