合同勉強会＆総合防災訓練

８/２７（土）はPM７：３０から当院にて合同勉強会を行いました。今回は実技メインの２部構成で１部はキャスト（ギプス）やプライトン等の固定具を使った実技訓練でした。山本針接骨院、つるた整骨院、英心整骨院みずほの、ひらいし鍼整骨院、ふくだ整骨院、むとう整骨院、当院スタッフと、診療後にも関わらず大勢の先生が集まりました。今回は特に中足部に対する固定を重点的に行いました。固定肢位、形状、圧迫力等、患部の状態や体型、筋力によっても注意すべき点が微妙に変わります。それらを瞬時に判断してスピード感を持って固定することが求められます。先生方の熱気とギプスカッターの音でとても賑やかな感じでした。

２部は骨盤矯正を得意としている先生に実演してもらいました。やはり手技が大切なのは当然ですが、患者さんへ評価、変化したことの分かりやすい説明、比較など可視化されていて大変参考になりました。その後の議論も白熱していい刺激になったのではないかと思います。

気がつけば日付も変わっていて・・・。本当に皆さんの熱意が素晴らしかったです。

翌日は６時に起きてさくら市で行われた総合防災訓練に参加しました。新聞によれば行政、医療、ライフライン関係機関など１１６の機関延べ１５００人が参加しての大規模訓練となりました。自衛隊のヘリコプターやドクターヘリ、救急車、消防車、見たこともない特殊車両などが出揃い、倒れた電柱に潰された車や燃え盛る建物、倒れこむ人々など本番さながらの迫力ある現場が再現されました。私たちは、（公社）栃木県柔道整復師会として傷病者の応急処置を行いました。ある程度は役割が決まっているにもかかわらず、いざ訓練が始まるとドタバタしてしまうこともあり、意外と戸惑ってしまう自分に驚きました。これが１分１秒を争う実際の災害現場だったなら、かなり大変だろうと容易に想像することができました。医師、看護師をはじめみんなが協力して、役割分担しながら救助に当たることが１人でも多くの命を救うことに繋がり、その為にも繰り返し訓練を続ける大切さが良く分かりました。天気も雨が心配されていましたが時折日が差し込み気温もぐんぐん上がってきて、要救助役の人たちは暑そうにしていて大変だったのではないでしょうか。

各企業のブースでも色々な啓蒙啓発活動を行っていました。起震車や煙体験、非常食の炊き出しAEDを使った人命救助の体験など一般の人達が、興味を持って体感されていました。当会も活動の一環として骨密度測定等の健康相談を行い、３００人近い人が訪れてくれました。訓練をしながらの活動は大変でしたが柔整師会の会長をはじめ塩谷支部の会員の先生が中心となり、３０人近い会員が力を合わせて頑張りました。日曜日にも関わらず多くの先生が参加し、我々柔整師が外傷のスペシャリストであることをアピールできたのではないかと思います。執行部、那須支部の先生方もご苦労様でした。

来年は大田原市で行うそうです。いざという時の心構えに参加してはいかがでしょうか？