東京マラソン2016完走記 ~完結
~つづき
もう絶対走れないと思うくらいの痛みでしたが、周りの人たちの声援で足を引きずりながらもまた走り出すことが出来ました。数百メートル走っては立ち止まりまた走っては歩く。の繰り返しになってしまいましたが、その都度沿道の人達から暖かい励ましや、食べ物やコールドスプレーの差し入れなどを頂き、何とか走り出すことが出来ました。いつしか応援してくれる人やボランティアの人達、目に見えないけどこの大会に携わってくれた人達、そして自分の家族や職場のスタッフに感謝の気持ちが溢れてきました。東京マラソンには「東京が1つになる日」というコンセプトがありましたが、正にそんな気持ちでした。
走る前は4時間30分を目標としていましたが結果は ”5:23:08” (ネットタイム)でゴールすることが出来ました。ゴール直後はホッとしたと同時に悔しい思いが強くて、必ずまた挑戦したいと思いました。
後日聞いてみると家族やスタッフだけでなく患者さんもテレビで映らないかと一生懸命探してくれていたそうです。本当にありがたいです。次回は走力つけて仮装もバッチリしないといけないかも?
ゴール直後ヘロヘロで何とか笑顔 足を引きずり移動。水をもらい バスタオルを肩にかけてもらい 移動しながら メダルを首に 更に移動キツイけど乳酸の除去と思えば スポンサー企業からバナナや ランチパック等々お土産を頂き 荷物の受け取りへ すごい数! うれしい足湯のサービス 心なしかおにぎりの足取りも重そう 記念メダルです!かなりうれしい
おわりに
数年前に走り始めたきっかけは思いっきりビールが飲みたかっただけでした。その頃は立て続けに両親がなくなり、いつの間にかスポーツから遠ざかっていました。体重も増加し血液検査も最悪。妻が見かねて本気で叱ってくれました。ビールはやめられないし、運動すれば飲んでも罪悪感もなくなるかな?でも普通に走ったら続かないし、マラソン大会にエントリーすれば続くかな。位の軽い気持ちで始めました。最初は1.5kmで両膝が痛くなって全く走れなくなり自分でも愕然としたことを覚えています。しかしレースにはエントリーしてしまったしとにかくやるしかないと時間があれば走りました。当日になっても走りきれるか分からずにドキドキしながらスタートしました。10Kmの距離でしたが何とか完走したものの両膝が笑ってしまいました。でもゴール後に完走証なるものを頂き、自分もやれたという達成感はとても興奮しました。その後はすっかりはまってしまい現在に至ります。まさかフルマラソンに挑戦するなんて本当に夢にも思わなかった事です。けれどそのおかげで健康にも仕事にも人生にも計り知れない恩恵が得られたと思います。まずは小さな事でもやってみること。そしたらいつの間にか色々なことが変わるかも知れません。
東京マラソンでお世話になった皆々様ありがとうございました。
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