ぎっくり腰の対処
昨日は大雪後の仕事でしたが、雪かきによる「ぎっくり腰」の患者様が多数来院されました。
ぎっくり腰はいわば俗名でいわゆる「急性腰痛症」や「腰椎捻挫」のことです。
西洋では「魔女の一撃」とも言われ、強い痛みでまっすぐに歩けない方や、あまり眠れなかった方もいて本当に辛そうでした。しかし話を聞いていて痛めた後の対処が適切にできていれば、もう少し症状も軽く済んだと思われる方も少なからず見受けられました。
是非正しい対処法を覚えていただいて少しでも早く日常生活に復帰していただけたらと思います。
まず、痛めてしまったら少しでも早く横になり腰へ体重をかけないようにして下さい。姿勢は横向きで背中を丸めるか仰向けで膝を曲げるといいと言われますが自分が一番楽だと感じる姿勢で構いません。
1~2日間は患部を冷やしてコルセットやテーピング等で固定し安静を保つことが大切です。お風呂に入って温めたり患部を強くマッサージしたりするのもNGです。
動くことがきつければ、通院の労力も腰には負担となりますので症状が落ち着くまでは自宅療養でいいと思います。整骨院によっては往診も可能なのでご相談を。また、来院が可能であれば急性期の正しい処置を行い早期回復を促します。ただし尋常でない痛みや3~4日安静にしていても変わらないときは直ちに来院してください。
お仕事や用事などでなかなか安静にするのも難しい方もいらっしゃいますが、やはり思い切って2~3日間位休んだほうが治りも早くその後の体調も違います。ただどうして無理な方も私共と相談しながら施術していくことで悪化を予防できます。
痛みが取れると元に戻ったと思ってしまう人も多いのですが痛めた軟部組織が修復するのはそんなに早くありません。関節や筋肉も固まったり、縮んだりしておりそのままでは再発する可能性は高くなります。しっかり運動療法を行い正しい使い方も覚えてもらうことで完治し再発防止になります。
「ぎっくり腰」になったらまずは「冷やして安静」そして整骨院で「しっかり治療」です。
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